ラストオーダー

よく、飲食店で(特に飲み屋さんなどで)、最後に帰るときに、お客さんが「おあいそう」と言う場合があります。ご存知の方も多いかと思いますが、本来は誤りです。
<<脱線1:お店のほうから、閉店時間が迫って、そろそろお客に帰って欲しい場合に、「愛想が無くて申し訳ございません」と言っていたので、お店側が「お愛想」というのは正しいのですが、お客側が「お愛想」と言うのは厳密には間違いです。ちなみに、お客側が言う場合の正しい言い方は「お勘定(お願いします)」などですね。すみません、ウンチク的で…。以上、脱線おわり>>
それで、閉店時刻前にラストオーダーなるものがあります。いうまでもなく、注文締め切り時刻です。だいたいが閉店時刻の30分前に設定されていることが多いですよね。
<<脱線2:ちょっとネットで調べてみたのですが、ラストオーダー(last order)は、和製英語らしいですね。英語圏ではlast call(ラストコール)というらしいです。以上、脱線おわり>>
さらに続けます。このラストオーダー、和製英語とはいえ、大和言葉(純日本語)とはいえません。洋食レストランならよいのですが、和食屋さん(すし屋、日本料理屋など)で、ラストオーダーとは、「ちょっとねぇ…」と思うことがありました。まあ、どうでもいいといえば、どうでもいいことなんですけどね。
そうこうしているうちに、最近行ったお店で、献立(一応ここでは「メニュー」とは敢えて書かずに…(笑))の片隅に「包丁じまい ◇時◇分」とありました。つまり、いわゆるラストオーダーの意味らしいのです。「おおっ!」と思ったので、本日ここでご紹介したいと思って、書きました。
ではまた。
●蛇足:
・悪は必要である。
 もし悪が存在しなければ、
 善もまた存在しないことになる。
 悪こそは善の唯一の存在理由なのだ。
~~アナトール・フランス
◎蛇足2:(ホントのオマケです。読み飛ばしてください。)
・”Science can tell us how to do many things, but it can not tell us what ought to be done.”
– Author Unknown
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松山 眞千
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