当院はどう役立っているの?(その2)

第2話)持ち場を守ることによって、忙しい総合病院へ負担を掛けないようにしています。
総合病院と当院のような診療所では、規模や機能が違いますので、自ずと得意分野が異なります。
またやるべき診療内容も違います。
総合病院では、難しい病気の治療や手術や最先端の医療器械を用いた検査や治療を行います。
当院では、チョットした相談や軽い病気の診断、総合病院へ紹介すべき重い病気の見極めなどを行っています。
誤解を恐れず、率直にいいますと、めまいや頭痛で苦しんでいたり心配に思われている全ての患者さんが総合病院を受診した場合、そちらの先生はただでさえも日常診療(外来、入院患者さんの診療や処置・検査、救急患者さんの対応、手術)で忙しいのに、それ以上の負担をかけてしまいます。(私も以前、公的病院や大学病院などの総合病院に勤務していましたので、その忙しさが分かります。)
総合病院の外来もだいたい混雑しています。たとえば、手術後の患者さん、その病院を紹介されて治療や検査を受ける患者さん、長年その病院に通って継続追跡(治療)を受けなければならない患者さんなどでいっぱいです。
もし、頭痛やめまいの患者さんのうち、当院で対応可能な方々を(入院や手術が不要で当院の治療で治ってしまう患者さんを)、当院でシッカリ診療して、元気になっていただけるのであれば、総合病院へ受診する必要はありません。(もちろん、検査をしてより専門なまたは高度な治療が必要な場合には総合病院を紹介いたします。)
当院では当院の持ち場を守ることにより、総合病院への負担を減らしています。
患者さんにとっても、仕事などで忙しい中、混雑する大きな病院を受診して長い時間かけるよりも、当院で手短に終わってしまえば、便利なのでは?と思います。(当院も時にたいへん混雑して長時間お待たせしまい、本当に申し訳ないと思うこともございますが…)
当院は一隅を照らしていると自負しております。
そんなにたいしたことはしていませんが、お役に立っていると自惚れております。
(次回へつづく)
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松山 眞千
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