この人頭いいなぁ…

まず最初に「この人切れるなぁ..」としたかったのですが、「切れる」と書くと「キレる(短気で激怒する)」と勘違いされてはいけないと思い、このタイトルにしました。
さて、昨日、友人のG氏と会いました。彼は某大学で教鞭をとっており、カリフォルニア留学時代からのつきあいです。久しぶりに会って色々と話が弾みました。
彼から以前聞いた印象深い言葉は「私の場合は、一を聞いて、百を考え、ゼロを知る」です。
いうまでもなく「一を聞き、十を知る」のパロディーです。
なるほどぉ…と思いました。
それで、昨日話の流れで、人と会っていて「この人賢いなぁ」と思うのはどういう時か?という話題になりました。
いきなり、ここで少し脱線します。
学歴は、賢さの尺度だとはいえない、と私は考えています。単に入学試験の成績がよければ日本の場合、入学できて卒業できます。試験勉強で大切なのは主にテクニックと努力だと思います。
または、学歴は、遊びたい盛りの子供のときに、いかに我慢して机の前に座って勉強できたか、という能力の現れとも表現できます。
(もちろん、点数を取るためには最低限の記憶力とかIQは必要です。IQが高く、あまり努力せず学校に合格できる人も多いでしょう。ですので、学歴と頭の良さはある程度は相関するとは思います。でも、試験では要領の良さも大きなポイントだと思います。ややもすると「要領がよい」というのはほめ言葉ではありませんが、試験勉強では、要領よく点を取って合格し者勝ちだと思います(※注1)。それとは別に、研究とか学問に関しては、試験勉強とは違い、コツとかテクニックだけでなく、真正面から向き合う必要があると思いますけど…)
つまり、私が「この人頭良いなぁ」 と感じるのは、とにかく会話をしていて、話がはずむ、質問に的確に答える、というときです。
脱線はここまでにして、G氏との話しに戻ります。
で、私は上述のとおり、「会話をしていて、質問に的確に答えられて、話の弾む人は頭良いなぁと思います」というと、
彼は「会話をしながら、自分の考えを修正できる人」と答えました。
単に自分の考えを、話の中でコロコロと変えるということではありません。(これはポリシーが無いということになってしまいます。)
会話をしながら、相手の考えが正しいと判断されたり、有益な情報があれば、軌道修正が出来る。つまり、柔軟な対応ができるということのようです。
逆に、自分の考えに固着しすぎて、最後まで 考えが全く変わらない人は…..ということだそうです。
また、なるほどぉ…と思いました。
さらに、「意見は合わないけれど、話が合う」というのが、一番楽しいです、ともG氏は言っていました。
※注1)”「超」勉強法”(野口 悠紀雄著:講談社)はお勧めです。古典的(?)名著だと思います。
●蛇足:
・罪を犯していけないのは、
 罪を犯すと醜い顔になって困るからなのです。
~~ホイベルス
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松山 眞千
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