大阪駅で野宿して…(その2)

 ちょっと1杯お代わりをして、話の続きを聞きました。
待ち合わせの相手が現れなかった彼女は彼のことを連れて大阪の街を案内してくれたそうです。
名所、遊ぶところ、色々と1日案内してくれて、日も暮れました。
彼女のアパートの最寄り駅まで行き、駅の近くで夕食を食べたそうです。
その後、スナックへ行きカラオケを二人で歌うなど、盛り上がったそうです。
夜も更けて、店を出てから、彼女は
「今日は楽しかった。ありがとう」と言ってくれたそうです。
そして「これから、私の部屋に来ない?」と…
それに対して彼は
「よせよ。俺は、そんなつもりで誘ったんじゃねぇよ。
大阪駅まで帰るから」
(彼の荷物は大阪駅のロッカーの中に入れたのです。)
と答えて、彼女と別れたそうです。
彼女とはそれっきりだそうです。
彼が駅に着いてみると、大阪方面の終電は終わっており、3月の寒い中、何時間も大阪駅までトボドボと歩いて帰ったそうです。
「そんなつもりで誘ったんじゃないよ」のところで、思わず私はおじさんに「カッコイ~」と声をかけてしまいました。
ある人は「一緒に部屋まで行ってあげればよかったのにぃ」と言う人もいました。
また、「えっ、それが今の奥さんじゃあないのぉ?」とか店の中のみんなの反応は様々で、これがまた面白いと思いました。
それで、私はといえば、(書くとこれけの話ですが、ゆっくり話していたので結構時間がかかったのです)そのおかげで、2杯余分に飲んでしまい、帰りも遅くなり、翌日が少し辛かった…。
●蛇足:
・第一に食物、
 第二に着るもの、
 第三に居るところなり。
 人間の大事この三つに過ぎず。
~~ 吉田兼好(1283-1350)
  日本の随筆家。「徒然草」の作者。  
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松山 眞千
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