「病院の言葉」を分かりやすくする提案

「病院の言葉」を分かりやすくする提案…というサイトが
国立国語研究所のHPにあります。
患者さんにとって分かりづらい医療の現場の言葉 をどうしたらよいのかの提案です。
国語の専門家と医療の現場で働く人の両方が集まって 作業したというのがポイントです。
(このサイトの存在は、7月23日に多摩立川保健所で開催された医療安全研修会において、明治大学・国立国語研究所 田中 牧郎先生の講演で知りました。)
まずは…
http://www.ninjal.ac.jp/byoin/
…をご覧ください。
医療で使われている言葉について、医師側の使用率、患者側の理解率などを調べたうえで、さらに言葉ごとに認知率、理解率、誤解率などを調査しました。
そして、言葉が理解されない(または誤解される)理由別に類型分類し、各々についての提案がなされています。
総論的な話に加えて、各々の用語について各論も詳しく論じらえrています。
とても勉強になります。
それで、私は次の二つを思いました。
まず、言葉も大事だけど、相手を見てお話しすることも同時に大切だと思います。
患者さんの年齢、性別、背景(職業など)を考慮して、理解されやすい言葉や理解されづらい言葉は違います。
話をしつつ、相手の反応をみて、言葉を選ぶ必要があると思いました。
これは当然のtことで、多くの医師が日常的に行っていることだろうと思いますが、今回のこのサイトを見て、言葉についてやはりもうすこし勉強しないといけないな、と感じました。
もう一つは、この調査&提案は、時々刻々と変わると思います。大変な作業ですが、5年に一度程度調査を繰り返して、改訂版を出してくれると有難いなと思いました。
では
●蛇足:
・喜劇は距離をおいて人生を見ることであり、
悲劇はクローズアップされた人生である。
~~チャップリン
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※ こちらが初めての方は ↓↓↓
http://www.doctors-guide.com/blog/kobushi/2010/09/23/
★★★ こぶし脳神経クリニック ★★★
http://www.kobushi-clinic.com/
松山 眞千
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