裏面の健康うら話 第1話
「薬の不具合について」~~副作用などについて (2009年10月作成)
(1)どういう可能性があるの?
薬を飲んでいて不具合が起きることがあります。
それは、一般的には「副作用」と呼ばれております。
その中には、本当の副作用とそうでないものがあります。
では「そうでないもの」とは何でしょうか?
・心理的なもの(自分は薬に弱いと思いこんでいる、薬は怖いものだと思いこんでいる等の場合)
・時を同じくして偶然に起きたほかの病気または、薬以外の他の原因で起きた病気
…などです。これらは副作用とはいえません。
したがって、薬を飲み初めて不具合が起きたときには、すぐに薬の副作用だとは断定できません。
もちろん、薬の副作用である可能性も多いのです。
では、どうしたらよいのでしょうか?
(2)不具合が起きたときの対応
当院から処方された薬を使用して何か不具合が起きた場合は、まず、すぐに来院くださるか、連絡ください。連絡先は薬を受け取った薬局でも当院でも結構です。そのときには、次のことをいたします。
(2-1)副作用かどうかの判断
副作用でないと判断されたら、お薬は続けることとし、その不具合を対処します。お薬を出す場合もありますし、専門医を紹介する場合もあります。
もし、副作用なら次の(2-2)へ進みます。
(2-2)副作用であった場合、それについての対処
そのお薬の役目が終わっていたら、単に中止とします。副作用があったものの、まだそのお薬が必要な状況ならば、代わりの薬(類似の作用の別の薬)を処方します。
まとめますと、大切なことは「お薬を使って、不具合が起きたときには、まず、すぐに連絡くださるか、来院ください。」ということです。
※院内で配布した原稿をそのまま掲載しております。バックナンバーのネット上公開版です。
== こぶし脳神経クリニック ==
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松山 眞千