6~7年前の話です。
新宿から飲んで夜遅く中央線に乗って帰った時のことです。電車がなんかの事情で遅れていました。
当然ですが混雑が増します。
荻窪を過ぎたあたりから、かなりギューギューになりました。
その車内で両側から肘押しで窮屈な状況に陥りました。とっても痛かったのです。
状況はこうです。
右のオッチャンは新聞を広げて左の肘押し。
左のオバチャンは両手つり革で右の肘押し。
です。私は挟まれ窮屈で痛くて、 我慢の限界まで来まいた。
そこで、私は…
実力行使で両方に強烈に押し返した。
…でもなく,
「次で降りて,表に出ろ」と喧嘩を売った。
…でもなく,次の行動に出ました。
右のオッチャンへ「スミマセン,こちらの奥さんから押されてるんです。」
左のオバチャンに「スミマセン,こちらの旦那さんから押されてるんです」
酔っぱらっていた私の呂律は回りません。一生懸命窮状を両方に伝えました。
この辺で、車内はニヤニヤからクスクスという笑いが広がりました。
さらに続けて…
右のオッチャンへ「どうぞ,どうぞ,お広く新聞を広げて読んでください。」
左のオバチャンに「どうぞ,どうぞ,ゆったり立ってください。いや~っ,電車が遅
れてひどい混雑ですねぇ。」
そうしたら,お二人の肘の圧力がス~ッと無くなった。
めでたし、めでたし。
●蛇足:
・「笑いとは」
笑いとは赤ん坊のおむつを取り替えるようなモノだ。
これで生涯保証付きってわけにはいかないが、
しばらくの間天下太平って気分になれるモノだ。
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松山 眞千
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もしくは、現在のかかりつけ医の先生にご相談なさってください。
間接的に不満点を言い、直接の相手には優しいことを言う。
多少呂律が回らない状態なので周囲も甘く見てくれる。
なるほど、
「柔よく剛を制す」というか、
「頭よく敵を制す」というか、
「柳に風折れなし」というか、
「憎しき仲にも頓知あり」というか、
「舌の先で丸め込む」というか、
「右の仇を左で討つ」というか、
「車中に勝つを求める」というか、
「将を射んと欲すれば先ずうまく射よ」というか、
「正直の頭に神宿る」というか、
「オッチャンとオバチャンは養い難し」というか、
「衆人環視 熟慮断行 神機妙算 深謀遠慮」というか、
「心頭滅却すれば火もまた涼し」・・・は、ちょっと違いますか。(笑)
とにかく、「めでたし、めでたし」。
バーソ様
いつもコメントありがとうございます。
うまいっ!
いや~っ、なんか私のおとぼけ日記&バーソさんのコメントのセットで一つの作品というか書込みになっている、っていう感じですね。
今後とも宜しくお願い致します。
しかし..全部いいけど、.「右の仇を左で討つ」と「憎しき仲にも頓知あり」気に入りました。
ありがとうございました。
松山眞千