最近ふと思うのですが,多くのお手洗いには天井に照明が1つしかありません。まあ便所内の明るさという点ではそれで充分です。
だいたいが天井の中央に電球が1つあるというパターンです。そして,それは往々にして便器の直上になります。すると,便器を覗き込むと自分の頭が陰になり便器の中に光りが届きません。つまり便器および便器の中をよく見ようとすると暗いわけです。
ちなみに,どういう時に、頭を便器に近づけて,便器内よよく見ようとするかというと…
・便器を掃除するとき
・便の性状を確かめるとき
・その他
…です。
※便の性状を確かめるのは,健康状態のバロメータとなるので,時によって,人によってとても大切です。(色がどうか、血が混じっていないか、硬さはどうか、等々です。)
さて,解決策としては,光源を増やす,つまり電球を増やすということになります。具体的には、複数の電球(2つで十分と思いますが)を距離を空けて設置します。増設するよりも設計段階から実現すると美しい仕上がりになるわけですよね。
ここで,提案です。ご家庭ならびに医療機関(場合によっては福祉施設でも)で,お手洗いを作るときには,天井に照明を2箇所設けるというのは,いかがでしょか?
どなたか設計の仕事なさっているかたコメント下さいませんか?
<追記:その1>2013-01-27(1-28加筆)
あの後、子ども向けに職業を紹介する新聞の連載記事で、某便器メーカーで設計を担当している人が取上げられている回がありました。それを読んでいてあることを思いつきました。
ここまでお読みになれば分かった方もいると思いますが、便器に照明をつけるというアイディアです。跳ね上げた蓋の裏面でもいいですし、タンクの前面でもいいです。そこに便器内を照らすランプがあれば、問題が解決します。
TOTOさん、LIXILさん(旧INAXさん)いかがですか?ニーズはあると(私は勝手に)思うのですが…。このアイディアただで使っていいですよ(笑)。もし製品化したら、(すぐではなく)次の買い替えのときに間違いなく私は購入します!
…と書いた後にネットで検索してみたら既に照明付の便器は商品化されていました(汗)
<追記:その2>2013-01-27
消化器内科を専門にしている友人から下記のコメントを頂戴しました。一部を抜粋します。
~~~以下抜粋1~~~
僕も自分のウンチを毎日見ていますが、不自由を感じていません。
その理由を考えてみました。
・くみ取りではなく水洗トイレを使っている
・昔よりトイレの照明は明るくなった
・便器が白色系なのでウンチの色が見やすい
・トイレの壁が白色系なので反射した光がウンチを照らす効果がある(ようだ)
~~~抜粋1ここまで~~~
…なるほどお。
そして,専門医として下記のご説明も頂戴しました。
~~~以下抜粋2~~~
便の観察項目について:
・色:閉塞性黄疸で便の色が白いかという教科書はありますが、便が白いという主訴
の患者さんはいなかったと思います。問診で白いかと聞いたことはありますが。
色で問題になるのはタール便くらいかと思います。
・血液:血液の付着については直腸癌・大腸癌発見の指標になるというのは、先生の
おっしゃるとおりと思います。血便でも血尿でも、トイレでの血液は便にしろ尿にし
ろ、患者さんの主訴・愁訴となることが多いです。血液はトイレの水に広がるので少
量でもよくみえると思います。
・形:論文は忘れましたが血液付着と同様に大切なのは円柱形をしていない便が出る
ときには直腸癌・大腸癌に気をつけるという記事がありました。便の通り道に腫瘍が
あると円柱状(輪切りにして円)の便が出なくなるというものです。
~~~抜粋2ここまで~~~
…有り難うございました。
●蛇足:
・世の中には善人とか悪人とかがあるわけではない。
ただ、場合によって善人になったり
悪人になったりするだけである。
~~アンリ・ド・レニエ
◎蛇足2:(ホントのオマケです。読み飛ばしてください。)
<ジョーク>
ホストクラブなどで景気良く高級洋酒のボトルの栓が開けられます。
私なんかは飲んだこと無いけど、たとえばドンペリとか…
で、お金はたっぷりあるので、勘定はおおざっぱ。
まさにドンペリ勘定(どんぶり勘定)
…なんちゃって。
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松山 眞千
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